1/9ﾍﾟｰｼﾞ目 「コウモリが鳥か獣かなんて議論と同じです。コウモリは哺乳類、つまり獣。心霊も同様。化学的見地から見ても否定されているでしょう？結論が出てる議論なんて無駄であって愚の骨頂ですよ。」 「は？結論が出てるって？現存する怪奇現象全てを検証しきれていないにも関わらず？傲慢極まりないね。あらゆる可能性を検討しなきゃ正しい予測には辿り着く事は出来ない。分かる？オマエの考え方は硬直しすぎ。人を真実から遠ざけるものは頑な思い込みなんだよ。常識に囚われすぎると見えるものもみえなくなるぜ。」 銀縁眼鏡を仕切りに気にしながら鼻息荒く熱く語るのは心霊懐疑派【生田】。確か○○学部の１年生。 それに相対しているのは 心霊肯定派【松戸】だ 見てる此方が腹立つ位に余裕しゃくしゃくと言った表情で鎮座している 事の発端は以前暇つぶしに論理サークルの討論会に参加した事が始まりだ。 厳密に言うとその際、松戸が連中を完膚無きまでに叩きのめしたのが事の発端とも言える。 生田は、その時叩きのめされたのメンバーの一人。松戸がオカルトマニアだということを聞き付け、あの時のリベンジをしにきたという訳だ。 [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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