1/7ページ目 「面白いものを手に入れたんだ」 まだ残暑がキツイ九月上旬 時刻は午前10時 前日、サークルの飲み会で二日酔いだった俺は布団の中で松戸からの電話を受けた 「…面白いもの?」 「うんうん。掘り出し物でさぁ。やっと見つけたんだ。誰かに自慢したくてさ」 受話器の向こうでは嬉々とした松戸の声がはじけている …珍しい あの松戸が、こんなにも喜びを表現するのは極々稀だ この喜びようは、富士の樹海に足を踏み入れた時以来だろうか 当時、オカルトが三度の飯や女体よりも好きだった俺は 二日酔いの身体にムチをうちながらも松戸のマンションへと向かった 松戸のマンションへ向かう途中 いくつか おかしなモノを見たが 松戸の【面白いもの】と言う言葉に比べたら微々たる存在で 別段 俺は気にも止めなかった いつもなら 心底恐怖を感じる体験だったろうに… [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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