1/1ページ目 俺がこの人生で一度だけ感じた怪奇体験を話そう 自宅のトイレにデカい窓がある。ちょうどトイレの床から1Mくらいのところに。 トイレの匂いを出す為に、いつも10CMほど開けっ放し。ま、自宅代わりに借りてるビルの5階だからいいんだけど。 3年前。真夜中に帰宅した俺はトイレでゲェゲェ吐いてた。俺は飲酒時にはすぐに気分が悪くなるが酔っ払った事はない。 嘔吐も一段落して、俺は便座にもたれ掛かったまま、ふと窓を見上げた。 窓は開いていなかった。いや、隙間に変な白いモノが詰まっていただけだ。 よく見てみると、それはヒモ状に伸びた白い細い、ねじれた女だった。それがひしゃげた顔して何かを喚いていた。 『ジ、ジジジ、ジジジ、ジッフフフ、ジジジジアアアア』 俺はそのまま後ろに倒れこみ、四つん這いのままトイレから脱出。 ヒィヒィ息を荒げたまま自分の部屋に逃げ込んで、TVの音量を上げて友人に電話をかけまくった。 あれ以来トイレの窓は防犯用のロックでしっかり固定して、締め切ってるよ。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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