1/3ページ目 十年程前、上京してきた俺は新宿の大久保で新聞配達をしながら生活をしていた いわゆる新聞奨学生というやつだ 当時、経験した話を一つしようと思う 当時 住んでいた新聞販売店は一階の一部分が販売所、その他は学生や社員の下宿場となっていた 築何十年経っているのだろうか 新宿の街並みに取り残されているといった様相の下宿場の一番奥が自分の部屋だった 住み始めた頃から ある現象が度々起こっていたのだが 人間には慣れというものがあるらしく 一年程経った俺は別段気にする事も無くなっていた ある日 販売店の連中が夕食を囲んでいた時、怖い話をしていた 皆、素晴らしい位にテンションが高く誰かが話す度に「うぉー」「まじかよ」なんて大袈裟に怖がっていた事を良く覚えている 順番が廻ってきたが 俺にはみんなが話しているモノより恐怖をそそる話など持ち合わせていなかった 仕方無しに一年前から継続している話をする事にした [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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