現代怪談vol.1

瞬間移動
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暴言を吐いたのは友人だが、Nの場合は連帯責任だ。一緒にいた奴も巻き添えになる。
その公園はだいぶ団地から離れていたし、自転車と足じゃスピードの差が激しい。
全速力で団地に戻り、一息ついた。 が…

数メートル先にはすでにNの姿が…

確かに団地は入り組んだ地形で見られずに近づく事はできるだろうがさすがに回り込みが速すぎる…!
俺は怖くなって友人を置き去りにし、団地内にある公園に隠れようとした…
その公園は鉄の塀で囲まれていて、入り口からじゃなければ中を確認できない。
見えなければ襲われる事はない…と公園に向かった。
公園の周りにある高い鉄の塀に沿って公園に入った瞬間背筋が凍った…

なんとすでに公園の中にNがいたのだ…!
ニヤニヤ笑いながらこっちを見ている。

「うわああああ!!」

俺は叫んで無我夢中で走った。
そしてやっと自分の家がある棟にたどりつき…

「助かった…」と呟き階段を上ろうとした。
そして自分の家のドアの前にいたのは……………………



それ以降俺はNには近づいていない…
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