2/2ページ目 「なんだこの音?」「廊下からだな」 俺の後ろにいたBとCがそんなことを話している。 だが俺はそれどころではなかった。 「はう、はうう・・・」 言葉にならなかった。 キコキコと音をたててリヤカーを引く、人影。 暗くてあまりわからないが、こちらに近づいてくるにつれ 首が背後に反るように折れ曲がっているのがわかった。 「おい、どした?ホームレス幽霊でも出たか?」 そんなことを言いながら二人が上ってきて・・・ 『!!!』 恐怖で動けなかった俺を正気に引き戻すほどの二人の大絶叫だった。 ドタドタと階段を駆け降りて玄関へと走る。急いで車で逃げねば。 外へ出ると車のそばでAが煙草をふかしていた。 「おいおい、どした?」 答える余裕はなかった。俺は急いで運転席に乗り、状況のわからないAを BとCが無理やり乗せて発進した。 「・・・・・・ってことだ」 国道沿いのコンビニに車を止め、俺達はAに事情を説明した。 全て話し終えたとき、Aはガタガタ震えていた。 「なんで・・・」 「なんでなんだよ。さっきの話はデタラメだったんだぜ。 おまえらをビビらせようと思って適当に考えただけなのに [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
w友達に教えるw [編集] 無料ホームページ作成は@peps! |