二次創作

母が作ってくれたおにぎりを残すという小学生のようなアナーキズム
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うにゅ。うにゅにゅにゅにゅ。
どうにも思い出せないぞ。

確か、私は、さとり様のお部屋に入ったんだ。
お燐の嬌声が部屋に響いてたんだ。だから、おかしいなぁと思ってさとり様のお部屋に入ったんだ。
裸のお燐が寝っ転がってた。さとり様の小さな手には不釣り合いなピンク色の大きなおもちゃらしき何かが握られていた。うぃんうぃん動く。うぃんがしゃうぃんがしゃ、私の頭にはロボットが浮かんだ。違う、さとり様が持っているのはロボットじゃない。

「ち、違うの、お空、これは、」

お燐が慌ててにゃんにゃん言う。何が違うの?
お燐が慌てて服を着る。にゃんにゃんおりんりん。さとり様はぽかんと口を開けている。どうしたのかしら。さっとりん、さとりんりんりん。

だらしなく開いたお燐の下の口からは溢れんばかりの蜜が滴っている。どうして?さとり様と何をしていたの?狡い。泥棒猫。私のさとり様を奪いやがって。死ね!

とかなんとか、自分でもよく分からない言葉がいっぱい頭に浮かんでいた。

次の瞬間、お燐のお腹には私の足がめりこんでいた。
呻き声をあげるおりんりん。


あれれ、私の持っていた包丁は、どこかしら。

あれれ、私はどうして包丁を持っていたのかしら。

包丁、何処、包丁、何処、包丁、何処、包丁、何処、包丁、何処、包丁、何処、包丁、何処、包丁、何処、包丁、何処、包丁、何処、包丁、何処、包丁、何処、包丁、何処、包丁、何処、包丁、何処、包丁、何処、包丁、何処、包丁、何処、包丁、何処、包丁、何処、包丁、何処、包丁、何処、包丁、何処、
かえしてかえしてかえしなさいよわたしのさとりさまわたしのさとりさま包丁、何処、包丁、何処、わたしのことゆいいつりかいしてくれたさとりさま、きたないねこにけがされて、浄化してあげる。さとりさま包丁、何処、包丁、何処、

あったあった、

私は何時の間にかさとり様の胸に刺さっていた包丁を抜いた。穴から血が出た。

部屋にエコー、きゃあきゃあきゃあきゃあエコーエコー

口を裂く!許すまじ!
腹を切る!腸がでろり!
目玉突く!今日の晩御飯何にしようかしらとお悩みの奥さん、こちらのめだまはいかが、これがホントの目玉焼き。なんちゃって。

足元にあったワインボトルを覗き込んだ。
赤黒い液体。鼻につんと刺さるにおい。

それだけで蕩けてしまいそう。

私の網膜に張り付いた赤黒い世界。それしか見えない。
溶けちゃうよ!


うにゅん。

私はワインボトルから眼を離した。

で、現在に至る。


足元には変な赤い塊。
何、これ?

うにゅ。うにゅにゅにゅにゅ。
どうにも思い出せないぞ。

「もう、私のばかばか。」

てへっ☆






「おてんばおくうちゃん」



                                          End.

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