青春の味
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痛い言葉で締め付けられても
君は笑ってた
霞む事無い清々しい笑顔で
そこに居たんだ
乾いた嘲笑の声
いつしか本当になってしまい
君は消えてった
「机に置かれた花瓶が唯一存在してる証なの」って
平気な顔した君の目で光ったものは何?

狭い教室 ちっぽけな校舎
中学生の僕らには
それが全てで 絶対 だから
抗えなかった

朝のホーム 君は向こう側
喧騒の中 「バイバイ」
なんて手を振る君
飛び散る破片 赤い君
跡形無く記憶と共に

ただ沈黙
ほら野次馬

細かい肉片になった君を
食べてみました。

血と少しの涙と
それと青春の味。

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